てんかん患者本人にしか分からないような細かい感情
記事更新はめちゃくちゃ久しぶりになります。ある程度書けること書いちゃったのでネタ切れでした(笑)
今回はちょっとネタが思いついたので久々に書かせてもらいます。
内容としては、
『てんかん患者にしかわかりにくい、普段の生活で感じる微妙な心理状態や考え、細かな感情について』まとめる感じです。
もしかしたら身内にてんかん患者がおられる方に、てんかんを持っている人を理解する助けになればいいなと思い少しだけ書かせていただきます。
あくまでてんかんを持ちながらも一応は自立して生きていけているぼくに限った話となりますので、
すべてのてんかん患者さんに当てはまることではないということはご留意ください。
(1)いつどこで倒れるかわからないから外出中はなんだかんだ緊張
…これがやっぱり大きいですね。ぼくの場合は発作が起きる場合は前兆があり、意識を失うまでに1分くらい猶予があるので、前兆が発生してからトイレなどに駆け込めば人に見られることなくひっそりと発作で倒れられるのですが、
それでもいつ倒れるかなかなか予測がつかないから緊張することが多いです。
逆にこれはいいことでもあって、実はてんかん発作は『本人が緊張状態から解かれて「ふぅ…」と息を抜いた瞬間に発生しやすい』ので、緊張しているおかげで近頃は外ではあまり発作は起きていません。
(2)やっぱり自動車を運転したい
てんかん患者は、『直近2年間意識消失を伴う発作が起きていない限り自動車運転の免許が取れない』ので、ぼくみたいに3週間~3ヶ月に1回大発作で倒れる人間には車運転はなかなかな夢物語です。
ぼくももう27歳。昔の知り合いや今の友人たちが自由に車を運転しているところを見たり聞いたりすると、ぼちぼち悲しい感情が出てきます。
ただこの”2年間”というのがてんかん治療における発作を起こさない目標のいい指針になるのでモチベーションにはなります。
けど、もう数年発作を起こしておらず自動車も運転できているてんかん持ちの方が車の運転中に発作を起こして意識を失いそのまま歩行者を轢いてしまったという事故も起きているので、
やっぱりぼくも仮に2年の目標を超えても車を運転することはないんだろうなぁと諦めています。
普段、ちょっとした機会に(割と頻度高め)そのことを改めて実感するたびにやっぱり悲しいです。自動運転がめちゃくちゃ進歩してくれるのを朧気に期待しておきます。
(3)ふとした機会にすごい暗い感情が出てくる
さっきの車の運転の件でもそうですが、「なんでおれなんだよ」というところから始まり、なかなか汚い言葉の感情が湧き出てなかなか止まらないことが稀にあります。ほんとたまにですよ?うん。
やっぱり綺麗事だけじゃ片付きません。
(4)普段サポートしてくれる人には実はきちんと感謝してる
ぼくもたまに家族にサポートしてもらっていることはあります。もちろん毎回感謝の言葉は言ってはいますが軽めに言っています。
サポートしてもらう側が男の場合はね、なかなかきちんと感謝の言葉を言わないことが多いんですよ。男ってそうゆう奴が多いと思いますよ(笑)けどきちんと感謝しています。
自分のてんかん症状でみんな何かしら困っていると思います。それをサポートしてもらって嫌がる人は殆どいないと思います。まぁ、あまりにも過保護にされるとちょっとアレですが…。大抵の場合、みんな感謝していると思います。
きちんと感謝を伝えてもらえなくても本人は内心きちんと感謝しています。サポートしてくださっている方、安心してください。
普段感じていることはこんなもんかな。他にも細かいこと色々ありそうだけど、そーゆう細かいのは思った度にツイッターにでも上げて、いつかここでまたまとめてみようかな。
だいぶ駄文になっちゃったような気もするけど、こんなのでも誰かの役にたったらいいなと思います。
以上。